【ミニマリストの服の選び方】お気に入りだけのワードローブを作る方法

【ミニマリストの服の選び方】お気に入りだけのワードローブを作る方法

かつてはクローゼットの中が溢れ返るくらいの服を持っていたわたしですが、今では手持ちの服が20着を切るくらいの持ち数で快適に暮らしています。

きちんと綺麗に管理することができるのであれば、数を減らすことにこだわる必要はないと思いますが、少しでも自分のキャパを超えてしまうとすべての管理がおざなりになり、部屋の中が一気にめちゃくちゃになってしまうわたしには、ミニマル思考が合っているようです。

単純に、管理する物の数が減ると管理にかかる労力も減るので、楽をしながら丁寧に暮らすことが叶います。だから、わたしは物の少ない暮らしが好きなのかもしれません。

というわけで、この記事では、クローゼットの中身がお気に入りの1軍だけに生まれ変わるまでにわたしが考えたことをまとめていきたいと思います。

着回しできる服の条件を考える

【ミニマリストの服の選び方】お気に入りだけのワードローブを作る方法

少ない数の手持ち服で暮らしていくなら、いろいろな種類の着こなしができる服を揃えると便利です。

機能面だけにとらわれず、ビジュアル面で好きか・ときめくかも重視して選ぶと、愛着が湧いて丁寧に扱うことができる気がします。

わたしの場合は、トップス・ボトムス・アウターそれぞれの購入条件を決め、基本的には条件をすべて満たしたものだけを購入するようにしています。

トップス

  • 基本は半袖
  • 季節を問わない素材
  • 重ね着しやすい
  • 着心地がいい
  • シワになりにくい

いろいろ考えて、ワードローブに入れるトップスは半袖のみとすることに。

衣替えをしたくないので、ハンガーに掛かっている服は1年中着て稼働率を上げたいと思ったことが理由です。

直近の冬、試しに半袖のトップスにカーディガンを重ね着して過ごしてみたら、意外と違和感なく快適に過ごすことができたので、今後はあえて長袖の服を購入することはないかなと思っています。

思いついた時は正直「なんて貧乏くさい」と思ったのですが、実際に試してみたら意外といけるかもしれないと感じました。

特定の季節にしか着ることのできない素材(冬素材のニットなど)を選ばないのも、稼働率を上げたいから。

重ね着しやすいという条件も、冬にカーディガンなどと合わせて着ることを想定しているのが理由です。ゴワゴワしたり、ビジュアル的におかしな感じになりやすいので、特に首回りのデザインには注意するようにしています。

そして、トップスに限らず、着心地のよさと手入れのしやすさは本当に大切!機能面で気に入らない部分があると、途端に着るハードルが上がってしまいます。

▶︎関連記事:20代OLミニマリストのワードローブ、トップス全12着を公開してみる

ボトムス

  • なるべく濃い色
  • 合わせる服とバランスが取りやすい
  • 着心地がいい
  • シワになりにくい

ボトムスは、なるべく色の濃いもの(ネイビーや黒、ブラウンなど)を選ぶようにしています。

単にわたしに淡い色が似合わないという理由もあるのですが、立ったり座ったりの動作で一番汚れやすいのはやっぱりボトムスなので、白などの薄い色を選ぶと気を使います(可愛いので着たい気持ちはあるのですが)。 

合わせる服とのバランスは、ボトムスならではのポイントと言えるかもしれません。

特に冬場、外出時はトップスが見えないので、アウターとボトムスの相性はより重要に。アウターから中途半端な形でボトムスが見えていると違和感を覚えることも多いので、特にスカートはバランスの取りやすいミモレ丈やロング丈のボトムスが優秀だと思っています。

▶︎関連記事:20代OLミニマリストのワードローブ、ボトムス全7着を公開してみる

アウター

  • コートやジャケットロング丈
  • カーディガントップスやワンピースと兼用できる形

コートやジャケットは、ボトムスと合わせた時のバランスが取りやすいロング丈が好きです。

長すぎても屈んだ時に裾が床に付いたりして気を使いますが、防寒対策にもなるので一石二鳥かも。

カーディガンは、普通丈とロング丈を1枚ずつ持ち、それぞれトップスやワンピースとしても着用できるような襟元や編み方のものを選んでフル活用しています。

ちなみに、ワンピースは着回しが難しいので基本は所有しないことにしています(ロングカーディガンをワンピースとして着ることはあります)。とは言え、ワンピースはやっぱり楽だし可愛いので、着たい時だけファッションレンタルで楽しんでいます。

▶︎関連記事:20代OLミニマリストのアウター全4着。コートは何着用意すればいい?

カテゴリーごとの定数を決める

【ミニマリストの服の選び方】お気に入りだけのワードローブを作る方法

むやみに服を増やさないためには、トップス・ボトムス・アウターそれぞれに定数を決め、それ以上は持たないというルールを作るのも効果的。

服の定数は、私服通勤なのか制服なのかどうかや、個人の価値観によって大きく変わってくる部分です。

特に何着以下にしなければいけないということはないと思うので、日々を過ごしながら自分にとって快適に過ごせる最小限の数を探っていけばいいのではないかな?と思います。

ちなみに、わたしの場合は

  • トップス…23
  • ボトムス…3着
  • アウター…6

オールシーズンでこれくらいが定数。

かなり少ない部類に入るかと思いますが、わたしの感覚では1週間の出勤日(5日間)を違う服で過ごすことができればいいので、特に不自由を感じることはありません。

ファッションレンタルも利用しているので、手持ち服では3日分のコーディネートができればいいかな?という感じです。

はじめから「何着以下にする」と決めるのではなく、毎日を過ごす中での自分の感覚や、自分がきちんと管理ができるキャパを見極めることが大切だと思います。

「これだと足りないかも」「もっと減らせそう」といった、ふわっとした感覚が意外と頼りになります。

例外は「管理にかかるストレス」と「ときめき」を天秤にかけて判断する

【ミニマリストの服の選び方】お気に入りだけのワードローブを作る方法

いくら、条件を満たさない服や定数を超えた服は持たないと決めていても、人間はロボットではないので、いつもそんなに白黒はっきりとはいかないもの。

多少着心地が悪くても、着回しができなくても、なんだかわからないけど好きな服ってありますよね。きっとその感覚がよく言われる「ときめき」なのかな?と思います。

ロジカル思考にとらわれてときめきを無視するのはもったいない気も…そんな時は「その服の管理にかかる労力」と「ときめき」を天秤にかけて考えます。

手間をかけてでも持ち続けたければワードローブに入れるし、管理がないがしろになってしまうのであれば手放す、そんな感じです。

わたしの場合は、一定期間ワードローブに入れておき、時間の経過とともにときめきが薄れてきた頃を見計らって、結局手放すことが多いかも。

服選びは基本ロジカルに、でも形式ばかりにとらわれすぎないバランスで

【ミニマリストの服の選び方】お気に入りだけのワードローブを作る方法

安くて可愛い服を見つけると、つい買わないと損なような気がして欲しくなってしまうものですが、目先の損得ばかりで物の要不要を判断していると、あっという間に部屋が物であふれ返ってしまいます。

ときめきだけで買い物をするのも素敵なことではありますが、すっきりと暮らしていくためには、ある程度冷静になって考える必要もありそうです。

今回紹介した条件づくりや定数は、目の前のものを「欲しい」と思った時に自分を踏み留まらせてくれる存在にはなりますが、あまりロジカルなことばかりにとらわれすぎてしまうと、日常が楽しくなくなってきてしまうかも。それはそれでもったいない

基本は冷静に、でもときめきは忘れずに。多少の例外は許してあげることにして、ちょうどいいバランスで服選びを楽しめたらなと思います。

▶︎関連記事:一人暮らしミニマリストOLの、ストレスフリーなクローゼットの作り方