家具選びはとても楽しいものですが、好みのデザインで、使い勝手もよく、家具同士の相性まで考えるとなるとなかなか大変です。
わたしもなかなか満足のいく部屋作りができず、2年ちょっとの一人暮らしの中で3回も家具の買い替えをする羽目になりました。
無駄にこだわったが故に家具選びの失敗を重ね、ワンルームの狭い部屋に置く家具は厳選して「できるだけ少なく抑えるに越したことはない」という当たり前な結論にたどり着きました。
これまでの部屋
初めての一人暮らしで選んだ家具は、ベッド・2人掛けのダイニングセット・ベッドサイドテーブル。
実家ではダイニングテーブルを使って食事をしていたので、椅子に座らないと落ち着かないと思い込んでいたのですが、実際に暮らしてみると一人暮らしではなぜか椅子に座るという行為のハードルが高く、なかなかくつろぐことができず…
だんだんベッドの上が生活の拠点になり、メイクも食事もベッドの上で済ませてしまうという、堕落した生活になっていくのが嫌で嫌で仕方ありませんでした。
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そこで導入したのが、ドレッサー付きのローテーブルとソファーです。
はじめはその使い勝手の良さに感動していたのですが、だんだんドレッサーという意識が強まっていき、そこで食事をとることに抵抗を覚えるようになりました。
天板がガラスだったので汚れやすく、手入れが面倒になったというのもあります。
また、狭い部屋に無理やりソファーまで置いていたので、狭い空間がさらに狭く見え、嫌悪感を覚えるようになっていきました。
色合い的にもカーテンの色が青、ソファーの色が赤で、好きな色を相性を考えずに詰め込んだせいで、だんだん目がチカチカするようになり、なんだかしっくりこないなあ…とモヤモヤ。
2回の家具選びの失敗を経て得た教訓はこちらです。
- なるべく少ない量に抑える
- なるべく色味を限定する
今度こそ理想の部屋を作るため、この二つのルールを徹底して家具の総入れ替えを行いました。
新しく購入した家具【必需品】
- ベッド
- ローテーブル
- 収納ラック
今回の模様替えでは、この3つを新たに購入しました。
無印良品の脚付マットレス
IKEAのフレームベッドから、無印良品の脚付マットレスに買い替えました。
狭い部屋なのでなるべくスリムに、また、ソファー兼用で使いたいと考えたのが理由です。
無印の脚付マットレスは高さを選ぶことができ、高いものを選べば収納スペースとして活用することもできます。
わたしの場合は収納の存在が逆にストレスになってしまうことがあるので、ベッドの下に収納スペースは設けずに、12cmのロータイプの脚を選びました。
ルンバも楽々通れます。10cmを選んでもよかったかな?と思っています。
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ニトリのセンターテーブル
通販で買ったドレッサー付きローテーブルから、ニトリのセンターテーブルに買い替えました。
以前のテーブルはドレッサーや引き出し収納の存在がストレスになってしまっていたので、今回はシンプルに、脚に天板が付いているだけのシンプルなテーブルです。
ベッドとテーブルの高さはほぼ同じで、一般的に使いやすいと言われている高さではありませんが、今のところは不自由なく使うことができています。
ただ、ルンバが脚を乗り上げてしまい、エラーになること数回…盲点でした。
今は、出かける前にベッドの上にテーブルを上げてからスイッチを押して対応中です。
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サリュのマルチラック
これまでローテーブルの引き出しに入れていたアイテムを入れる用に、新しくsalut!のマルチラックを買い足しました。
- リモコン
- ティッシュ
- ヘアメイク道具
- 文房具類
- ケーブル類
- 書類
こういったものを収納しています。
アイテムの数は増えましたが、わたしの場合はテーブルはテーブル、収納は収納と分けたほうがずっと使い勝手が良く、気持ち的にもすっきりしました。
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新しく購入した家具【アクセント】
- ラグ
- 観葉植物
- ベッドサイドテーブル
インテリアのアクセントとして、ラグと観葉植物を新たに購入しました。
ベッドサイドテーブルは、元々家にあったものです。
ニトリのシャギーラグ
一人暮らしを始めた当初は部屋にあったラグ、手入れが面倒でいつの間にか捨てていました。
今は少し考えが変わり、
- 今の家の床の色があまり好みではない
- ルンバがあるので、ラグも毎日掃除することができる
- やっぱりラグがあると部屋のアクセントになる
こういった理由で、新たにニトリのシャギーラグを買い足しました。
大きさは130×185のもの。185×185と迷いましたが、調べたところ「ワンルームの狭い部屋には、大きいラグは間延びした印象を与えるので130×185がベスト」という意見が多くあったのでこれにしました。
ラグがあると床に座ってくつろぐことができるので、生活必需品ではないですが、買ってよかったなと思っています。
ニトリのフェイクグリーン
今の部屋に越してくる前から、ずっと観葉植物が欲しいと思っていました。
ですが、本物は手入れが面倒そうだし虫も心配、フェイクは偽物っぽいものが多い…と購入を躊躇っていたんです。
そんな時に見つけたのが、フェイクなのに本物っぽいと話題の、ニトリのフェイクグリーンでした。
やっぱりグリーンがあると、部屋の印象がガラッと変わります。
ネイビーのカーテンとよく合うので、カーテンのそばに置いて楽しんでいるところです。
IKEAのベッドサイドテーブル
IKEAのベッドサイドテーブルは、唯一ひとり暮らしを始めたばかりの頃から持っている家具です。
はじめはベッドサイドテーブルとして置いていましたが、今は廊下に花を置くために使っています。
部屋の中だと、エアコンの風がどうしても花に当たってしまうのでこの配置にしたのですが、味気ない空間がホテルの一角のようになっていい感じです。
余白を持たせた家具選びをする
以前の部屋は、狭い場所にベッドとソファーとテーブルが無理やり詰め込まれて圧迫感があり、くつろぐには程遠い空間でした。
今回、思い切って家具の総入れ替えをして、ベッドとテーブルはシンプルでコンパクトなものに、ソファーは断捨離したことで、見違えるくらいにすっきりとした空間になりました。
ラグと観葉植物を置くことで、シンプルながらも自分好みの部屋になったように思います。
模様替え以外にも言えることですが、まずは最低レベルまで物を減らして、足りないなと感じる部分に少しだけアクセントやアレンジを加えるというのが、心地よい部屋作りのコツなのかな?と考えています。