わたしは、新卒で入った会社を1年で辞めた経験があります。
本当は、入社3ヶ月目くらいの頃からずっと辞めたくてたまらなかったのですが、当時相談させてもらっていた転職エージェントの人に「◯ヶ月と◯年の勤続期間の違いは大きい」と言われたこともあり、なんとか耐えて1年が経過するのを待っていました。
とにかく毎日辛くて、次の休日を生きる糧にしてなんとかやり過ごしていたことを、今でもよく覚えています。
そんなことを急に思い出したので、この記事では、当時わたしが試して実際に効果があった、辛い気持ちの対処法を紹介したいと思います。
もくじ
仕事がつらいとき、実際に効果のあった対処法
- 勤務時間をカウントダウンする
- 仕事終わりの楽しみを作る
- 意識的に友達に会う
- 転職サイトを眺める
- 転職エージェントの人と話す
勤務時間をカウントダウンする
終わりの見通しが立たないと、余計に気持ちが不安定になります。たとえゴールまでの距離が長くても、明確な指標があると乗り切れる気がしてくるから不思議です。
わたしの場合は、仕事のたびに「あと何時間で終わる」「あと何日で休み」「あと何回勤務したら辞められる(勤続1年になる)」とひたすら残り時間をカウントダウンしていました。
仕事終わりの楽しみを作る
人間、楽しみがないと頑張れません。嫌なことならなおさら。
よく「仕事終わりの楽しみ」といえば、習い事をしたり、ごはんを食べに行ったり、エステに行ったりといった、多少大がかりな例が挙げられますが、楽しみって、別に些細なことでいいと思うんです。
大切なのは、それを心の拠り所にして仕事を乗り切れるかどうか。
ちなみに、当時のわたしの毎日の楽しみは、仕事終わりにコンビニで好きなものを買うことや、ベッドの中で転職情報をリサーチすることでした。
意識的に友達に会う
仕事のプレッシャーに押しつぶされそうになった時、大きな心の支えのひとつだったのが、休日に友人に会うことでした。
素の自分に戻してくれる学生時代の友達や、仕事の悩みを共有できる同期。どちらも本当に大切な存在です。
社会人になって、友達のありがたみをより身に染みて感じるようになりました。
最終的なゴールは退職でしたが、1週間に1度の小さなゴールは、休日に友達に会うことだったのかもしれません。
転職サイトを眺める
入社半年が経った頃、辞めたいという気持ちを具体的に行動に移したくて登録したのが、転職サイト。
新卒時の就活でお世話になった、マイナビやリクナビの転職バージョンです。
無料だし、とにかく情報はあればあるだけいいと思っていたので、5〜6サイト、もしかしたらそれ以上登録していたかもしれません。よく眺めていたのはこちらの3つ。
わたしの場合、はじめは次にやりたいことがなかったので、とりあえず大手の案件が多いサイトを使いながら世の中にどんな仕事があるのかをリサーチし、やりたいことが明確になってきた段階で、その職種に特化したサイトを中心に使うように。
あとは、ミイダスという自分のキャリアから市場価値を計算してくれるサイトもたまに使っていました。
自分と同じようなキャリアの人が、どんな仕事にどんな年収で転職しているのかがわかるサイトで、結果を眺めていると「もしかしたら、こんな道もあるかも!」という希望が湧いてワクワクしてきます。
転職エージェントの人と話す
年が明け、いよいよ本格的に転職に向けて動き出そうと思って登録したのが、転職エージェント。
「エージェント」って、新卒時にすんなり内定が出た人にはあまり馴染みがない言葉かもしれません。ですが、実はすごく便利で頼れる存在なので、知らないままなのはもったいない!
新卒時の就活で迷走していた時期にもエージェントに登録した経験があったので、今回も迷わず第二新卒に対応したエージェントを探しました。
登録・面談したのは、こちらの2つ。
ちなみに、新卒時はネオキャリアにもお世話になったことがあります。
転職エージェントってなんとなく怖いイメージがある人もいるようですが、実際は全然そんなことありません。
転職エージェントは、自分のこれまでのキャリアや今後の希望をもとに、自分に合う求人を紹介してくれるサービス。ですが、必ずしもその中から仕事を選ばないといけないということはありません。
わたしの場合も、いくつか求人を紹介してもらいましたが、結局自分が転職サイトで見つけた求人に縁があり、そこに転職しました。
転職先が決まったと伝えた時に嫌な対応をされることもなく、その後しつこく連絡が来ることもなかったので、気軽に相談して大丈夫です。
- 自分のキャリアの棚卸ができる
- 自分に合った仕事を紹介してくれる(非公開求人もあり)
- 履歴書や面接のアドバイスをしてくれる
転職エージェントは、転職のプロに無料でこれだけのサポートをしてもらえる、すごく心強いサービスです。
実際のサポートによる効果だけでなく、人に会って話すと「実際に転職に向けて進んでいる」という実感も得られて、現職を乗り切る糧にもなったりします。
自分に戻れる時間や居場所を作る
どんなことにも言えることですが、今自分がいる場所がすべてだと思い込んでしまうと、本当に気持ちが追い詰められます。
日々、仕事に追われているとつい忘れがちですが、世界は今いる場所だけではなく、生き方は考えればいくらでもあるもの。
友達会ったり、次のキャリアのことを考えたりといった「今の会社以外にも居場所がある」と実感できる時間を作ることは、心の安定に必要不可欠です。
今の仕事を続けながら他の居場所を見つけてもいいし、仕事を辞めてガラッと人生を変えるのもあり。どんな生き方を選んでも、案外なんとかなります。
形はどうであれ、一番大切なのは、自分らしく生きられる道を見つけることなのではないかな?と思っています。