もともと感情のアップダウンが激しくて、幸せな気分に浸っていたかと思えば、次の瞬間にはこの世の終わりのような気持ちになる…というジェットコースターのような性格をしていたのですが、最近は割と安定したメンタルを保てているような気がします。
感情に振り回されることがなくなったことでストレスが激減したのはもちろん、嫌な気持ちに時間を取られることもなくなり、本当にやりたいことに時間を使うことができるようになりました。
この記事では、感情を一定の状態にコントロールするために、わたしが大切だなと感じた4つの要素を紹介したいと思います。
感情コントロールに必要な4つの要素
- 心の余裕
- 時間の余裕
- 情報のコントロール
- 精神的な拠り所
心の余裕
感情を安定させるためには、何はともあれ「心の余裕」が必要不可欠。
気がかりなことがあると、それだけでデフォルトの心の状態が悪い方向に傾いてしまいます。
心の余裕をなくす原因にはあらゆることが考えられますが、
- 仕事がつらい
- 人間関係に悩んでいる
- 将来に不安がある
などなど、自分が悩み事として認識していることが絡んでいることが多いはず。まずはここを解消させることが、感情コントロールの第一歩です。
わたしも、以前は常に悩み事がある状態が普通になっていたのですが、精神的に大きな負担となっていた仕事を思い切って辞めたり、モヤモヤが残る人間関係を断ち切ったりした結果、自分でも驚くくらい身軽に生きられるようになりました。
心の余裕は感情を安定させるための土台づくり。仕事をやめたり人間関係を整理したりといったアプローチには手間がかかるものですが、土台が綺麗に整備されると多少のことでは揺らがない強い地盤を作ることができるので、やる価値はおおいにあると言えそうです。
時間の余裕
心の余裕とセットで大切にしたいのが「時間の余裕」。
忙しかったりいろいろやりたいことがあったりすると、つい予定を詰め込んでしまうもの。ですが、タイムプレッシャーのストレスって結構侮れないもので、いつもいつも時間に追われて動いていると、ちょっとしたことでピリピリするようになってしまい、だんだん心がささくれていきます。
わたしは今、
- 常に10分前行動
- 予定はキャパの7〜8割まで
という2つのことを意識的に守って生活しているのですが、そもそもわたしが「時間の余裕を持つこと」を意識して生活するようになったのは大学生の頃。
1限からフルで授業を受けた後に深夜までバイトをするという日々がしばらく続いたことがあったのですが、自由時間がないだけでなく、睡眠すら満足に取れないストレスから常にイライラしていて、友達につい当たってしまうということがありました。
それが原因で友達との関係が一瞬捻れそうになったことではっと目が覚め、それからは自分のキャパを正確に見極めて、一杯一杯になる前に何かをやめて余白を作ることを徹底しています。
時間の余裕のなさは心の余裕にも大きな影響を与え、友人との人間関係などの大切なものを失ってしまう原因にもなりかねません。そして、タイトすぎるタイムスケジュールのせいで人との約束時間を守れなくなったりすると、それもまた人からの信頼を失うことにつながってしまいます。
たかが時間、されど時間。時間に使われるのではなく、時間を主体的に使っていけるようになりたいものです。
情報のコントロール
「心の余裕」と「時間の余裕」で自分の内的要因を整えたら、次は外的要因への対策もしていきたいところ。具体的には、自分に入ってくる情報をコントロールできるようになると、感情がより安定しやすくなります。
わたしの場合、
- LINEやメールなどのメッセージ
- 知り合いとつながるSNSのタイムライン
- 自分の生活に関係のあるニュース
こんなところから入ってくる情報に、ときたま心を乱されることがありました。
意図しないタイミングで、自分の心のセンサーのどこかしらにネガティブに反応してしまうような情報を知ると、その瞬間、感情は乱気流の波に飲まれてしまいます。
わたしは人一倍そういった情報に感情を左右されやすいので、最近は、心がネガティブに傾きやすい就寝前から起床後の出勤時まで、LINEやメール、SNS、ニュースなどを閲覧できない状態にして、入ってくる情報で感情を動かされるリスクを極力減らしています。
それでも入ってくる情報とうまく付き合うことが難しい時は、思い切って連絡を取る人やSNSのフォローを整理するのもひとつの手かもしれません。
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精神的な拠り所
どんなに対策をしていても、感情がネガティブに傾くことをゼロにするのは難しいもの。
そんな時に心強い味方になってくれるのが、精神的な拠り所的な存在です。
わたしは幼い頃から漫画やドラマなどの世界に現実逃避することが多かったのですが、そういうフィクションの世界でも、実在する人間やコミュニティでも、あるいはまったく別のものやことでも、なんでもいいので、つらくなったときに逃げ込める存在を作っておくと大きな安心感につながります。
なんでもいいとはいっても、食べ物や買い物にその役割を見出すことにはリスクが伴うので注意が必要です。
わたしは以前、知らず知らずのうちにストレスのはけ口が「食」になってしまっていた時期があり、それが徐々にヒートアップして、どか食い癖に悩まされるきっかけになったことがありました。
一度癖がついてしまうと直すのは本当に大変なので、過熱すると困るようなことは初めから取り入れないのが得策です。
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安定した毎日を目指して
起きている出来事は同じでも、心の状態によってその受け取り方は本当に大きく変わるもの。
- まずは心の土台を整える
- 外的要因のマイナスな刺激を最小限に抑える
- 万が一に備えて心の拠り所を用意する
段階を踏んで、ロジカルに常に安定したメンタルを手に入れたいなと思います。