日経WOMAN 2020年3月号に掲載されました

ミニマリストの部屋の作り方。心地よい毎日を送るために心がけていること

ミニマリストの部屋の作り方。心地よい毎日を送るために心がけていること

物の少ない暮らしを意識して生活するようになってから、もうすぐ1年が経過します。

実家で暮らしていた学生時代から、すっきりとした暮らしに憧れる気持ちは持ちつつも、どこから手を付けていいのかわからないし、どうしたらいい感じの雰囲気になるのかもわからないし、なによりめんどくさいという思いが強く、長い間見て見ぬ振りを続けていました。

ひとり暮らしを始めてからもぱっとしない毎日を送っていたのですが、通っていた自動車教習所を卒業して時間に余裕ができたことをきっかけに「このモヤモヤをどうにかしたい、生まれ変わりたい」と、何かに突き動かされるように断捨離を始め…

2ヶ月くらいかけて部屋中を一掃し、リバウンドしないように暮らしのルールを決めながらの生活を始めて、今に至ります。

この記事では、その経験を踏まえた「物の少ない暮らし方のコツ」のようなことをお話できたらと思います。

本当に大切なもの・必要なものを見極める

  • 使っている物と使っていない物を分ける
  • 手放せる物と手放せない物を分ける
  • 使っている物と手放せない物を残す

心地よい空間づくりの第一歩は、やっぱり断捨離から。本当に暮らしを一新するのなら、中途半端にせずに家の中の物を全部出して要不要の判断をするのがおすすめです。

とはいえ物を手放す作業は、慣れるまでなかなか難しいもの。

逆に、慣れると「捨て癖」のような感覚が身に付き、負担なく判断ができるようになってきます。

わたしの場合、まずは「使っている物と使っていない物」を機械的に分け、使っていない物の中から「手放せる物と手放せない物」を分ける方法で断捨離を進めました。

作業を経て残った「使っている物と手放せない物」だけを残し、後は潔く処分します。

この時点で処分方法にこだわってしまうと先に進まないので、とりあえず明らかなゴミだけ捨ててあとはゴミ袋などにひとまとめにし、他の物と混ざらない場所に置いておくといいと思います。

▶︎関連記事:断捨離のやり方。3つのポイントをおさえれば、簡単に物を減らせる

自分が管理できる量だけを持つ

  • まとめられるものはまとめる
  • カテゴリーごとの定数を決める
  • ストックは基本持たない選択をする

せっかく断捨離を終えても、前と同じ感覚のままでいたら、いずれ元通りに。断捨離終了と同時に、物との付き合い方も見直す必要があります。

わたしの場合は、上にも書いた

  • まとめられるものはまとめる
  • カテゴリーごとの定数を決める
  • ストックは基本持たない選択をする

という3つを新たなルールとして設定しました。

わたしはキャパが小さい上に要領が良い方でもなく、なにより面倒くさがりなので、たくさんの物を綺麗に管理する能力は持ち合わせていません。

そんな人間が「丁寧な暮らし」を手に入れるためには、カラクリが必要。わたしの場合は、管理する物の数自体を少なくすることで、きちんとした生活ができるようになりました。

具体的には、

  • ベッドとソファーをそれぞれ所有 → ベッド兼ソファーに買い替える
  • ドレッサーを所有 → コスメはメイクボックスにまとめ、ローテーブルで化粧をする

こんな風に、似た用途の家具をひとつにまとめるところから始めました。

服や靴はこんな感じ。

  • ワンピース → ロングカーディガンを購入し、アウターと兼用にする
  • カーディガン → ボタンを全部閉めても綺麗な形のものを購入し、トップスと兼用にする
  • 靴 → ポインテッドのパンプスを購入し、カジュアルにもフォーマルにも履けるようにする

服や靴、バッグなど、際限なく増やすことができるような物は、あらかじめ定数を決めておくのも有効です。

  • 服 → 1週間の出勤日(5日間)分の服だけを持つ
  • 靴 → 普段使いは3足まで
  • バッグ → ミニバッグとA4サイズのバッグ、各1つまで

わたしの場合は、これが定数。新しく欲しい物ができた時は、今ある物を処分してまで欲しいかを考えることにしています。ワンクッション置くことで、安易に物を増やさないためのストッパーのような効果もあったり。

また、洗剤やティッシュペーパーなどの日用品類は、基本ストックを持たないのもルールのひとつです。

ストックはスペースを取る上に、今使っている分が切れた時に絶対に同じ物を使いたいと思う保証もないので、存在自体がストレスになるリスクがあります。

人間って不思議なもので「自分の定番にしよう」と思って多めに買った矢先に新しい物に目移りし、ストックを買ったことを後悔したりするものです。わたしも何度も経験があります。

今は基本的に、欲しい物はすぐに手に入る時代。それに、万が一すぐに手に入らなくても、大抵の物は代用がきくはずです。

いつも飲んでいる薬など、どうしても切らしてはいけない物以外は、ストックを持たない選択をしても困ることはほとんどないと考えて問題ないのでは…?と思っています。

それでも不安な時は、ちょっと変化球ですが、非常用の防災グッズを完璧に用意してみるのがおすすめ!

ひとり暮らしだとどうしても後回しにしてしまいがちですが(わたしもひとり暮らし歴3年目にして初めて用意しました)、備えあれば憂いなし、ということはもちろん「これさえあれば生きていける」と、断捨離を後押ししてくれる存在にもなります。

▶︎関連記事:ミニマリストと防災。持たないからこそ、災害時の備えはしっかりと

出さなくていいものは出さない

「見せる収納」という言葉もありますが、わたしのようにズボラな人や、シンプルな暮らしを実現したい場合は、極力出さないスタイルがおすすめです。

わたしの家でも

  • キッチン
  • 洗面台
  • 浴室

水回りを中心に、極力物を出しっぱなしにしないようにして生活しています。

水回りはこまめに手入れをしないとすぐ汚れるので、見せる収納はわたしにはハードルが高いです

特に毎日使う浴室は、シャンプーや石鹸を入浴のたびに持ち込む「銭湯スタイル」を取り入れてから、格段に掃除が楽に!綺麗も保ちやすくなりました。

▶︎関連記事:ミニマリストのお風呂。浴室は銭湯スタイルで使うとすっきり快適

そうは言っても、すべてを隠すというのは不可能。当たり前ですが、ベッドやテーブル、冷蔵庫などは隠しようがありません。

我が家の場合、炊飯器やエスプレッソマシンなども出さない収納を試みて失敗した過去があります。

そんな、出さざるを得ない大型家具や家電を中心としたアイテムは、機能だけでなく見た目にもこだわって選ぶ必要があります。

人の好みはいろいろありますが「シンプルだけどさりげなくおしゃれ」くらいのラインを目指して部屋作りをした(叶っているかは別ですが)わたしの部屋は、

の製品が多めです。意識して購入したわけではないのですが、気付いたらほとんどこの3つのものばかりになっていました。

salut! は、おしゃれなのにプチプラな価格帯で重宝しています。うちにある家具だと、

salut!の商品です。アイアンっぽい雰囲気が好きな人はハマるブランドだと思います。

言わずと知れたニトリは、プチプラであることはもちろん、全国の店舗数が多くネットショップも充実しているので、口コミが多いのが嬉しいポイント。うちでは、

がニトリのものです。

SHARP の家電は、高機能ながらシンプルな見た目が魅力的。口コミと見た目を重視していたら、いつの間にか我が家の家電のほとんどがSHARP製品になっていました。

試行錯誤を経て、自分だけのスタイルを手に入れる

ミニマリストの部屋の作り方。心地よい毎日を送るために心がけていること

何事にも言えることですが、はじめから完璧にすることはほぼ不可能です。

理想通りになるように部屋作りをしても、イメージと実際は違うもの。何度も試行錯誤して、少しずつ理想に近づけていく根気が必要だと思います。

その苦労があるからこそ、生活をうまく回せるようになった時の喜びも格別!物の量にしても暮らしのルールにしても、自分だけのちょうどいいラインが見つかると、本当に嬉しいものです。

あらゆることが自粛傾向にある今日この頃。家で過ごす時間をより充実させるためにも、暮らしの見直しを通して、自分だけの「ちょうどいいスタイル」を見つけてみてはいかがでしょうか?

▶︎関連記事:理想の暮らしを叶える方法。なりたい姿を考えて、ゴールを明確にする