いらないものを全部手放して、自分が本当に好きなものだけに囲まれて生きていきたい…!
実家で暮らしていた学生時代からずっとこんなことを考えながら過ごしてきました。
どれだけその思いが強くても、実際に行動に移すのは本当に大変なことで、10年近く断捨離を終わらせようと思い続けて、実際に断捨離が終わり、本当に必要なものだけを持つ暮らしが叶ったのはつい最近のことです。
これまでの暮らしが長ければ長いほど、家の中にある物の量は半端ではありません。すべてを手に取って、持つか手放すかの判断をするのは、正直気持ちだけで乗り越えられるものではないと思います。
自分が断捨離を終わらせてみて思うのは、断捨離って、気持ちの問題だけではなく、タイミングやスピリチュアル的な要素も少なからず関係するのではないかということでした。
断捨離のタイミングを実感した話
わたしは、仕事のプレッシャーが常に頭から離れなくなってしまい、暮らしを整えること(食事に気を遣ったり、家事を丁寧にこなしたり)ができなくなったことが原因で転職した過去があります。
引っ越しもして、すべてリセットされたので、これを機にずっとやろうと思っていた断捨離をしようと考えていました。
ですが、実際に本格的な断捨離に取り組めたのは引っ越しから1年も経ってからのこと。
その間「断捨離しよう」という気持ちを忘れたことはないのですが、新しい仕事に慣れたり、働きながら教習所に通ったりするのに精一杯で、気が付いたら1年が過ぎていました。
やっとのことで断捨離を始めたきっかけは、無事に免許を取得し、教習所関連の用事から解放されて時間ができたことでした。
自分でも不思議なのですが、時間ができて何をしようかと考える間もなく「断捨離したい…!やらなきゃ…!」という衝動に突き動かされる感覚があったことをよく覚えています。
ちょうどGW前だったので、連休中はほとんど予定を入れずにひたすら断捨離していました。
そこから2ヶ月かけて、家の中にある物をすべて出して持つか手放すかを考え、持つと決めた物の収納場所を決め、部屋を整えました。
10年くらいずっとやろうやろうと思いつつ、最後まで終わらせられたことがなかった断捨離を、今回やっと終えることができて思ったのは「スピリチュアル的に断捨離すべきタイミングってあるんだな…」ということです。
やる気があっても中途半端になってしまうのは「今ではなく、他に断捨離すべきタイミングがある」というスピリチュアル的なメッセージなのかもしれません。
断捨離を終わらせるためのコツ
これまで何度も断捨離っぽいことをしては放置して、中途半端なことを繰り返してきました。
そんなわたしが今回無事に断捨離を終えることができたのは、
- 家の中の物をすべて出す
- 途中でやめずに継続する
- 断捨離後の状態を維持するためのルールを作る
この3つを意識したからです。
家の中の物をすべて出す
家の中にある物すべてなんて、多すぎて気が遠くなりそうですが「とりあえずクローゼットの中だけ」「とりあえずリビングだけ」と場所を限定してしまうと、本当にとりあえずという感じでそこでストップしてしまいます。
一度に家の中の物をすべて出すとゴミ屋敷のようになってしまうので「今日はクローゼットの物を全部終わらせる」「今日はリビングの物を全部終わらせる」というように場所を区切って出すのはありです。
ただ、やると決めたら徹底的に、紙1枚残さずにすべて出して、持つ物と手放す物を選んで収納するところまでやらないと中途半端になり、モヤモヤが残る結果になります。
途中でやめずに継続する
上に書いたことにも繋がりますが、断捨離を始めたら終わるまで継続することが大切です。
週末だけ、平日夜だけと区切ったり、少し休んだりしてもいいので、とにかく途中でやめずに継続することが、断捨離成功のポイント。
一時的にでも部屋が散らかったりして使いにくくなるのに抵抗があるなら、連休や長期休暇を利用するのもいい方法だと思います。
断捨離後の状態を維持するためのルールを作る
無事に断捨離が終わったら必ずやるべきことが、維持するためのルール作り。
アイテムごとの持ち数や持つ基準を決めないと、いずれまた断捨離前の状態に戻ります。
持つか手放すかの判断をしながら「これはこんなにいらないな」「1つで大丈夫かも」というように自分の適量を考えるといいかもしれません。
- 服はひとつ買ったらひとつ手放す
- バッグの持ち数は大小各1つずつ
- 書類は原本でないとダメなもの以外はすべて写真に撮ってすぐ処分
- 日用品系は3ヶ月使わなかったら処分
わたしはこんな感じのルールを作って、断捨離から3ヶ月経った今も断捨離後の状態を保てています。
ルール作りのコツは、他人の意見に惑わされず、自分が暮らしやすいルールを考えるということ。
「1週間のうちに同じ服を2回着るなんてありえない」「下着2着でローテーションは少なすぎ」みたいな意見は、その人の価値観でしかないのです。
その人や一緒に住む人にとって暮らしやすく、他人に不快感を与えなければ、他人の意見に振り回される必要はないと思います。
タイミングをしっかり見極めることが大切
ふと「断捨離しよう」と思い立ったり、今やらないとダメな気がしたり、そういった衝動に近い気持ちはなんとなくなのではなく、断捨離すべきタイミングだというメッセージなんだと思います。
そのメッセージをしっかり受け取って、ベストなタイミングを逃さずに始めることが、断捨離を終わらせるための第一歩なのかもしれません。