物の少ない暮らしと節約はとても相性がいいと改めて感じる今日この頃。
わたしはもともとかなりの浪費家で毎月3〜4万の赤字は当たり前、ボーナスでなんとか凌ぐような日々を送っていた時期があるのですが、転職後、収入が大幅に下がったのを機に、日々の暮らし同様、収支のバランスも少しずつ最適化することができるようになりました。
この記事では、支出と心地よく付き合っていくためのわたしなりの考え方を紹介できればと思います。
コストと労力の最小公倍数を目指す
「節約」という言葉には、とにかく最安値を目指すようなイメージもありますが、実はその最安値のものを手に入れるまでにかかる労力もコストの一部なのではないかと思っています。
いくら安くても、移動にかかるお金や送料を入れるとかえってマイナスになってしまうこともあるし、金銭的な負担がかからないにしても、やたら遠かったり手間やストレスがかかったりすると労力や感情の無駄遣いのようなが気がするのです。
さすがに、手に入れる手段によってあまりにも値段が違う時は多少労力がかかっても安い方を選びますが、わずかな違いであれば、値段の差と手に入れるまでにかかる労力を天秤にかけて自分が心地よく買い物ができる選択肢を選びたいな、と思っています。
ミニマムライフコストを把握する
少し前まで、収入のうち自分が自由に使える金額がどれくらいなのかに関して、ふわっとした感覚しか持っていなかったのですが、一度、正確にミニマムライフコスト(=生きていくために最低限必要なお金)を計算し、それを頭に入れて生活するようになってから、なんとなく安心感が持てるようになりました。
その甲斐あってか最近は、とにかくコスパ重視だった買い物が、多少高くても本当に好きなものを選ぶという方向に少しずつ変化しているのを感じます。
好きなものは自然と丁寧に扱うことができるので結局のところ長持ちして経済的だったり、感情のコントロールもコストの一部と考えるなら、その面でもかえってお得なのかもしれません。
意識の有無は大きな差になる
直接的に節約をしていなくても、どこにどれくらいのお金がかかっているのかを意識するだけで少しずつ行動が変わり、それが結果的に出費を減らすことにつながる気がします。
何かを手に入れようとした時に、値段だけではなく、
- 手に入れるためにかかる労力と感情の変化
- 手に入れたあとにかかる労力と感情の変化
こういったことも意識的に考えてみる習慣をつけることが、結果的には節約への近道なのかもしれません。