自分にはルーティンワークが合わないと長い間思い込んでいたこともあり、「ルール」や「ルーティン」という言葉には、ずっと抵抗感を持っていました。
ですが、心地よい暮らしを目指して日常の改善点を見つける作業を行っていくうちに、無意識にあらゆることに対して条件づくりをしている自分がいることに気付き、結局はこれが「心地いい」という感覚につながるというところに行き着きました。
「服は何着持つのがちょうどいい」というきっちり数値化できることから、「これくらいの感覚で」というちょっとふわっとしたことまで、自分の中での心地よいラインを見つけると、毎日はぐっと生きやすくなります。
うまくいかないことの原因は、たいていルールがないことにある
かれこれ半年以上にわたってダイエットを続けているのですが、休日のカロリーコントロールがどうしてもうまくいかず…
「なんでできないんだろう?」と原因を考えてみると、休日には「どのタイミングで何を食べるか」というルールがそもそも存在していない、ということに気が付きました。
だから、なんとなくだらだら食べ続けてしまって、気が付いたらまだ昼なのにカロリーオーバー…みたいな状態が続いていたというわけです。
こんな感じで、ルールがないからかえってうまくいかないことって、結構あるような気がします。
自分の感情を観察してデータを集める
- 「この時間にこれをこのくらい食べるとちょうどいい」
- 「冷蔵庫にこれのストックはいらない」
という風に、ふとした瞬間に頭に浮かんだ些細な感情の動きをしっかり記録として自分の中に蓄積していくと、そこから共通点が見つかっていき、その発見を組み合わせて条件づくりをすることで「マイルール」というものが作られます。
- 感情の動きを記録する
- 共通点が見つかる
- 組み合わせるとマイルールになる
まずは、普段見落としてしまいがちな小さな心の変化を見逃さないことが、ルールづくり、そして心地よい暮らしには必要不可欠なんだと思います。
日々のデータ集めは簡単なメモで十分。その時はただの心のつぶやきのように見えても、数が集まるとそれは重要なデータになります。
ルールは頻繁にアップデートする
マイルールは一度決めたら終わりではなく、日々の価値観の変化とともに柔軟にアップデートすることが大切です。
小さな違和感を見過ごさず「じゃあどうしたらいいのかな?」ということを繰り返し考えていくうちに、「心地よい暮らし」というふわっとしたものが現実味を帯びてくるのかもしれません。
ちなみに、わたしの最近の目下の課題は、休日の食との向き合い方。
例にも出しましたが、平日きつめのカロリー制限をしている分、休日の反動への対処が本当に難しいのです。
休日のカロリー管理も、自分にとってのちょうどいいラインを見つけて、また少し前に進めたらいいなと思います。