気が付けば、一人暮らしを始めて2年半以上の月日が経っていました。
「日々の暮らしが人生を作る」と言っても過言ではないくらい、生活環境って大切です。
この記事では、2回の部屋探しの経験と、2つの部屋での生活を通して感じている、後悔のない物件選びのために押さえておきたいポイント3つをお伝えしたいと思います。
バストイレ別・独立洗面台
物件探しをする時、条件欄に真っ先にチェックを入れるのが、バストイレ別と独立洗面台です。
この条件にチェックした途端、家賃は跳ね上がりますが、ここだけは本当に譲れません。
生活をする上で欠かせない場所なので、水周りのストレスは暮らしやすさに直結します。
潔癖気味の人や、ホテルのユニットバスの湿気ったトイレットペーパーに少しでも抵抗を感じる人は、絶対にバストイレ別を選ぶべきだと思っています。
24時間ゴミ出し可能
一人暮らしを始める前は、24時間ゴミ出し可と言われても「ふーん」という感じで気に留めたことがなかったのですが、ゴミ出しのストレスは半端なものではありません。
俗に言う「普通の時間」に働いている人であれば気にならないのかもしれませんが、シフト制の仕事(しかも出張で外泊が多い)をしていたので、いつの間にか住んでいて一番のストレスとも言えるポイントになっていました。
ゴミ出しの時間と家を出る時間帯が合う人以外は、24時間ゴミ出し可の物件を選ぶことをおすすめします。
駅から徒歩5分以内
「他の条件が良ければ、駅から多少遠くても大丈夫」という考え方は危険です。
車通勤や在宅勤務などで、電車を使うことがほとんどない場合以外は、基本的に駅から徒歩5分、最大でも10分くらいの物件を選ぶことをおすすめします。
毎日暖かくて晴れていて風もなければいいですが、体感的にすべての条件が揃う日は、月に10日くらいしかありません。
- 雨の日
- 風の日
- 寒い日
- 早く帰りたい!という時
こういう時は特に、心から「駅近にしてよかった…!」と思います。
住んでみて意見が変わった3つのポイント
- IHクッキングヒーター
- 宅配ボックス
- 2階以上
この3つは、2回の物件選びで重視した項目ですが、住んでみると意外と重要ではないかも?ということに気が付きました。
IHクッキングヒーター
心配性なので火事が怖くてずっと最優先条件だと思っていたのですが、ガスコンロでも安全対策はしっかりとられているということを知り、そこまでこだわらなくてもいいのかもしれないと考えるようになりました。
とはいえ、五徳の掃除がいらないのは本当に楽なので、できたら次もIHの物件を選びたいな、という希望はあります。
宅配ボックス
宅配ボックスが絶対条件ではなくなったことには、自分でも驚きました。
- 今の家の宅配ボックスは、世帯数に対して数が少なく、割と争奪戦になることが多い
- 近所にPUDOステーションがある
というのがその理由です。
前の家は宅配ボックスの数が多く、不在時もほぼ100%の確率で荷物を受け取ることができましたが、今の家は世帯数に対して数が少なく、タイミングによってはボックスが埋まっていることもあります。
はじめはものすごく不満だったのですが、PUDOステーションの存在を知ってからは、ストレスを感じることが少なくなりました。
PUDOステーションとは、駅などに設置されている宅配便ロッカーのこと。
Packcity Japan(パックシティジャパン)が運営する、オープン型宅配便ロッカーです。
PUDOは、駅、スーパー、コンビニ、ドラッグストア、駐車場、公共施設など
あらゆるお客さまにとって便利な場所に設置しているので、
24時間都合のよいタイミングで宅急便の「受け取る」「送る」を便利にご利用いただくことができます。(ヤマト運輸公式サイトより引用)
自宅の宅配ボックスと同じ感覚で使うことができます。
駅前のスーパーに設置されているので、帰宅動線で荷物を受け取ることができてすごく便利です。
そんなに大きな物を注文することもないので、次の部屋探しの時は、近くにPUDOステーションがあれば条件から外してもいいかな?と考えています。
2階以上
今住んでいる部屋は1階です。
間取り的な理由でどうしてもこの部屋がよくて、やむを得ず1階に住むことを決めました。
懸念していたセキュリティ面での心配はまったくなかったのですが、代わりに「日当たり」という新たな問題点にぶつかりました。
1階だと基本的に普段はシャッターを閉めているので、朝起きて太陽の光を浴びるハードルが高いんです。
普通に開ければいいのですが、わたしは化粧をして身支度を整えないと外に出られないタイプの人間なので、朝起きて太陽の光を浴びるまでに1時間以上かかります。
シャッターの開け閉めって地味に面倒なので、そのあとすぐに出かける用事がある時は閉め切ったままのことも多々あり、日の光がない暗い部屋にどんよりとした空気を感じることも少なくありません。
次は日当たりのこともちゃんと考慮して、シャッターがない2階以上の部屋にしたいなと考えています。
「妥協しないこと」が後悔しないコツ
部屋探しは、つい家賃の安さを一番の条件に挙げてしまいがちですが、初めにもお伝えした通り「日々の暮らしが人生を作る」と言えるくらい、住む場所って本当に大切です。
収入は同じでも、食費や日用品にかかる費用など、他の生活費を減らして内訳を変える工夫をすることで、家賃の予算を上げることは不可能ではありません。
ぜひ、後悔しない部屋選びをしてください。素敵な部屋に巡り合えますように。